祷りの女神像と願いが叶う鐘

大瀬崎断崖の駐車場から大瀬山への道の頂上には祷りの女神の像と鐘があります。この祷りの女神像は、太平洋戦争中に南方戦線に赴き戦死した将兵を始めとする戦死者、戦争の犠牲者達の鎮魂のために建てられました。これは太平洋戦争に赴いた将兵たちにとって、本地が日本の見納めの地となったことに由来しています。
鐘の音は、戦争によって二度と帰らぬ人となった者達の魂を沈めると共に、永遠の平和への祈りとなって東シナ海へ響いていきます。
また、この鎮魂の女神の像は長崎市の平和公園にある平和記念像で知られる長崎県出身の彫刻家である北村西望氏の作品で、芸術的価値の高い彫像です。
画像出典：https://www.nagasaki-tabinet.com/islands/spot/61687